会社設立のための法人口座設立について徹底解説!

会社設立のための法人口座設立について徹底解説!

会社の登記手続きが完了したら、ビジネスをはじめよう!と気合いが入りますよね。でもそのまえに、事業を始めたら、請求書の発行・経費の支払いなどの取引が発生するので、そのための法人(会社)口座を作る必要があります。じつは、法人口座の開設は、個人の口座よりも複雑な複雑な書類が多く、審査に時間がかかることが多いです。

今回は、法人口座開設の詳しい流れや、銀行を選ぶポイントなどを解説します。口座開設の手続きをスムーズに進めたい人はぜひこの記事を参考にしてください。

法人口座は個人の口座と違うの?

法人口座とは、会社名義の口座のことです。個人の口座は、現金があれば簡単に作ることができますが、法人口座は、法人であることを証明する必要があります。開設する義務はありませんが、少々面倒でも基本的に作っておいたほうがいいでしょう。

なぜ法人口座を開設したほうがいいの?メリットを紹介

法人口座と個人口座の違いはわかりましたが、会社を設立した後に法人口座を開設する義務はないのに、どうして法人口座を持っておいた方がいいのでしょうか。ここで、法人口座を持つメリットを解説します。

取引先から信用を得ることができる

会社を設立するメリットは、個人事業主よりも社会的信用を得られることでしょう。しかし、個人名義の口座を使っていては、そのメリットを生かすことができなくなってしまいます。次の話とも関連していますが、信用を得るために法人口座は準備するのが無難です。

会社の売り上げと社長の収入を分ける必要がある

まだ自分以外に社員がいない場合でも、個人の資産と会社の財産はしっかりと区別する必要があります。個人の口座で取引すると、売上金を社長個人の資産にしていると誤解されかねません。税務署や取引先から不要な心配をされないように、きちんと会社名義の口座を用意しましょう。

法人口座開設に必要な手続きは?審査は厳しいの?

法人口座を持った方がいいことがわかったので、次は法人口座開設に必要な書類や、金融機関の審査基準を説明します。法人口座開設にはしっかりとした準備が必要なので、よく読んでおいてくださいね。

法人口座を作れるのは会社設立登記が完了してから

法人口座を開設できるのは、会社を設立してからです。会社設立の登記が完了するのに10日から2週間ほどかかるので、その間は法人口座を開設できません。また、書類の発行に時間がかかる場合があるので、口座開設にはトータルで2週間から1ヶ月見積もっておきましょう。

資本金の払込は発起人の個人口座から

登記が完了するまでは法人口座を作れないため、会社設立時の資本金の払込先は、発起人の個人口座になります。会社名義の口座ができた後に、資本金を移しましょう。

法人口座開設に必要な書類

法人口座開設には、以下の書類が必須です。

1.履歴書事項全部証明書(登記事項証明書)
2.会社実印
3.銀行届印
4.代表者の本人確認書類(運転免許証等)

このほか、金融機関によっては、法人設立届出書の控え、オフィス賃貸契約書も必須になるので、ホームページ等をしっかりと確認しておきましょう。

事業内容が具体的わかるようにしよう

金融機関の審査に通るためには、本気で事業をやっていることをアピールする必要があります。そのため、事業計画書や会社案内・パンフレットも用意しておくと審査に通りやすくなるでしょう。銀行から怪しまれないように、事業内容をわかりやすく説明できるようにしておきましょう。

資本金が少ないと審査に落ちやすい

極端な話、資本金は1円でも会社を設立することは可能です。しかし、あまりに資本金が少ないと、銀行口座が開設できません。銀行によって資本金の最低額は異なりますが、100万円程度用意しておくのが望ましいです。

事業実態の確認が行われる

法人口座開設の審査では、事業が登記された住所で行われているかの確認も重要視されます。そのため、固定電話がない会社や、登録されたオフィスがレンタルオフィスの形式の場合は、審査に引っかかりやすくなります。法人口座を利用した犯罪が起こる可能性があるため、この点は特にしっかりとチェックされます。

会社設立におすすめ税理士事務所

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会社設立するならどこの銀行の口座を持つべき?目的別の違いを比較

都市銀行と地方銀行だけでなく、近年はネット銀行も身近なものになりました。法人口座を開設するならどこの銀行がいいのでしょうか。具体的な用途と、用途別の違いを比較します。

売り上げの入金先なら都市銀行(メガバンク)

都市銀行(メガバンク)は、信用も高く利用者も多いため、売上金の入金先としては最適です。しかし、毎月維持費がかかる会社もあるため、注意しましょう。また、ネット銀行や地方銀行に比べて口座開設の審査が厳しいので、銀行口座は都市銀行1つだけというのは現実的ではありません。

振込手数料をおさえたいならネット銀行

都市銀行は維持費だけでなく、支払時の振込手数料が高くなっています。取引が増えてきて、支払件数が多くなると、振込手数料の負担が大きくなります。その点、ネット銀行ならコストを抑えることができるので、振込用の口座としておすすめです。

ネット銀行とインターネットバンキングは違う

「ネット銀行」は、店舗を持たずインターネットのみでサービスを提供している銀行のことを指します。一方、「インターネットバンキング」は、都市銀行が提供しているインターネット上の取引のことです。似ている2つの言葉ですが、別のものですので覚えておきましょう。

金融機関から融資を受けたいなら地方銀行

中小企業の場合、都市銀行から融資を受けるのはなかなか難しいです。一方で、地方銀行なら小規模な企業向けの貸付を積極的に行っています。お近くの地方銀行をうまく利用して融資を受けましょう。

複数の口座を作って使い分けよう

都市銀行・地方銀行・ネット銀行にはそれぞれのメリットがあります。これら3種類の口座を持っておいて、臨機応変に使い分けるようにしておくのがベストです。しかし、あまり多くの口座を作りすぎると管理が大変になるので、必要最低限のものに絞っておくことをおすすめします。

クラウド会計ソフトに対応しているかも重要

最近では、銀行の取引データを直接反映できるクラウド会計ソフトがあり、帳簿を作成する時間を節約することができます。このような会計ソフトに対応している銀行の口座を選ぶことも検討するべき点でしょう。特に、会計に精通している社員がいない場合は非常に助かる存在です。

法人を設立したら法人口座を開設しよう

法人口座の開設は個人の場合よりも厳しく、複雑だとわかりました。開設にも時間がかかるため、会社の設立ができた後はすぐに手続きを行う必要があります。

それにしても、口座開設一つだけでこれだけやることが多く、起業の道は思った以上に大変ですね。事務的な手続きでつまづかないためにも、会社設立で困ったら、弁護士などの専門家に頼るのがおすすめです。ビジネスの成功のために、適切なアドバイスをいただけますよ。

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